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NETAX

様々なジャンルのニュースから今夜飲み会で使える旬ネタをネタリストが人力キュレーション。コメント付きでわかりやすく紹介します。

人力情報キュレーションブログ - ネタックス

「ITビジネス=簡単に儲かる」は、幻想......マネタイズバリエーションなんてそんなにないという現実

サービス スマホアプリ ビジネス ベンチャー

2000年前後のITバブル(ネットバブル)の時って、いわゆるITビジネスだったら何やっててもお金が集まってIPO出来たように思う。

実際、私も、ある会社(上場企業)の子会社の雇われ社長をさせてもらってて、ウェブ系のパッケージサービスを開発してたんだけど、完全に上場を視野に入れた上での開発だったから会社自体の雰囲気もマネーマネーしてた(当時、親会社の社長は持株会社である商社からの出向だったのでそこは戦略的に進められてた気がする)。

実際どの程度のプロダクトで上場出来たかと言えば、例えば、オンザエッジ(紆余曲折あって現在のライブドア)はベースはメールサーバー管理会社だし、サイバーエージェントはネット広告の代理店......当時としても何も新しくなかった。もちろん同業他社に比べてスピード感はあったと思うけど。で、当時の三羽ガラス(と言われたかどうかはわからないけど)のひとつである楽天は、日本におけるECプラットフォームを確立したと言う意味では唯一イノベーティブであったのではないかと。

当時、その界隈にいた私の認識はそんな感じです。


で、時は流れ2016年、SNSブームが来てスマホを持つのが当たり前のいま、やれアプリで一攫千金だのクラウドサービスで何ちゃらだの、まぁ、色んな人で起業しては消えて行くという。何となく新しい感じがするとなれば、VC(ベンチャーキャピタル)が出資したりして、そうなるともうあちこちから我も我もと投資家が集まり当面の運転資金は確保されたものの、マネタイズ出来ずに苦しんでる企業(サービス)も少なくないのではないかと。

そんな時、日経新聞で『食べログ超えろ 非モテが仕掛けるグルメ人力検索』という記事を見つけまして、読んで見たら「まぁ、その通り!」と共感出来ました。

ざっくり言うと、いまグルメ情報系サービスとしては食べログが王者だけど、CtoCで情報を流通させることによって食べログではカバー仕切れない部分を提供しようというサービスです。

例えば、

「渋谷で20人で忘年会をします。予算1人あたり4000円で静かなお店はありますか」「恵比寿で今から3人ですぐに入れるいい店教えてください」

店探しに困ったときに役立つのが「ペコッター」というアプリ。希望する店の種類や利用する人数、場所などを書き込む。すると早ければ1~2分でその条件に合ったお店を教えてくれる。

グルメ情報サイトは数え切れないほどある。グーグルやアップルの音声検索のように、質問するとすぐに答えてくれるサービスもある。しかし「ペコッター」が決定的に違うのは、人が答えるという点。しかもそれが一般人だということだ。

ってことです。

Yahoo知恵袋のグルメ版と思えば大きく違っていないと思いますが、このサービスにしてもマネタイズはなかなか厳しいものがあるとのこと。で、次の一手(というか、今後の展開として)このサービスを展開する企業の社長は、

ペコッターの進化形ともいえるアイデアを温めている。その一つがデータの蓄積だ。例えばペコッターで、ある人が「渋谷で20人で忘年会をします。予算1人あたり4000円で静かなお店はありますか」との質問があったとする。この1文の中には「渋谷」「忘年会」「予算」「4000円」などのワードがある。この単語をベースにしてデータ化するのだ。

すると、その人がどんな趣味や嗜好があるのか、グルメに特化した明確なデータとしてたまっていく。プログラムが「この人は喫煙者で渋谷のイタリアンが好きだ」などと判断。利用者が質問をしなくても、それぞれに合った飲食店情報を発信することができるようになる。

つまり、いわゆるビッグデータによるビジネスです。個人的にはこの展開はとても正しいと思ってて、むしろそっち方向しかないとすら思ってます。


で、話を冒頭に戻すと、ネットバブルの時にはとりあえずITモノだったら資金が集まってて、最近も何か面白そうだったら資金が集まる傾向はまだ続いてる。だがしかし、ひとたびマネタイズという視点で見た時にどれくらいのサービスが成立するのかかなり微妙。個人的には、有料コンテンツサービスはなかなか厳しいと思ってて、結果的にはインフラまでまるっとスキーム化出来てるかどうかが成功の秘訣のような気がしてます。上手く行った例としては、例えば『LINE』は誰もが認めるプラットフォームだし、一見、CtoCのECマーケットのように見える『メルカリ』とか『ミンネ』とかも事業母体企業的にはプラットフォーマーとして決済手数料で食って行くというのはとてもいいスキームだと思います。そういう意味では今話題の『note』では、CP(コンテンツプロバイダー:要は書いてる人......はあちゅうさんとかイケハヤさんとか)もそれなりに儲かるかもしれませんが、一番喜んでるのは運用母体であるcakesのみなさんでしょうね。

そんなことを思った今日この頃、私は何をやってるのでしょうか?!(笑)

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